平成20年度奨学金の延滞者に関する属性調査結果

発送件数 回答件数 回答率
延滞6か月以上者 111,399 6,517 5.9%
無延滞者 35,716 14,123 39.5%
合計 147,115 20,640 14.0%

(結果)

1.主な返還者について

(1)主な返還者と性別との関係

延滞6か月以上者の場合、本人以外の者が返還している割合が高くなる傾向がある。

主な返還者と性別との関係(男女計)

主な返還者と性別との関係(男)

主な返還者と性別との関係(女)

主な返還者と性別との関係(男女計)(無延滞)(平成19年度との比較)

主な返還者と性別との関係(男女計)(延滞6か月以上)(平成19年度との比較)

(2)主な返還者と学種との関係

高校・高専においては、延滞の有無に関わらず本人以外の者が返還している割合が高くなる傾向がある。大学院では、本人が返還している割合が高い。

主な返還者と学種との関係(高校)

主な返還者と学種との関係(高専)

主な返還者と学種との関係(短期大学)

主な返還者と学種との関係(大学)

主な返還者と学種との関係(大学院)

主な返還者と学種との関係(専修専門)

(3)主な返還者と延滞年数との関係

本人以外の者が返還している場合は、延滞年数が長い割合が高くなる傾向がある。

主な返還者と延滞年数との関係

2.本人の職業について

(1)本人の職業と性別との関係

  • 延滞6か月以上者の場合、無延滞者と比べて正社員の割合が低く、アルバイト等や無職の割合が高くなっている。
  • 延滞の有無に関わらず、女性の正社員比率は男性よりも低くなっている。

職業と性別との関係(男女計)

職業と性別との関係(男)

職業と性別との関係(女)

職業と性別との関係(男女計)(無延滞)(平成19年度との比較)

職業と性別との関係(男女計)(延滞6か月以上)(平成19年度との比較)

(2)本人の職業と学種との関係

  • 延滞6か月以上者では高校及び短期大学において、正社員の割合が低い傾向がある。
  • 無延滞者であっても、短期大学における正社員の割合が低い傾向がある。

本人の職業と学種との関係(高校)

本人の職業と学種との関係(高専)

本人の職業と学種との関係(短期大学)

本人の職業と学種との関係(大学)

本人の職業と学種との関係(大学院)

本人の職業と学種との関係(専修専門)

(3)本人の職業と延滞年数との関係

主婦・自営業者では延滞年数が長い者の割合が高くなっている。

本人の職業と延滞年数との関係(延滞6か月以上者)

3.本人の年収について

(1)年収と性別との関係

  • 延滞6か月以上者の場合、300万円未満と回答している者は84.7%となっており、100万円未満に限っても38.5%となっているのに対して、無延滞者の場合には300万円未満との回答は45.4%となっていることから、延滞6か月以上者には低所得者が多く存在している。
  • 19年度に比べ、20年度における無延滞者の400万円以上の割合が減っているが、これは、回答者の平均年齢(35.0歳から31.7歳)が低くなったことが影響していると思われる。

本人の年収と性別との関係(男女計)

本人の年収と性別との関係(男)

本人の年収と性別との関係(女)

本人の年収と性別との関係(男女計)(無延滞)(平成19年度との比較)

本人の年収と性別との関係(男女計)(延滞6か月以上)(平成19年度との比較)

(2)年収と学種との関係

  • 無延滞者であっても100万円未満の者が各学種で約10%~20%程度存在している。
  • 延滞6か月以上者の場合、高校、短期大学及び専修専門で年収が低い傾向がある。

本人の年収と学種との関係(高校)

本人の年収と学種との関係(高専)

本人の年収と学種との関係(短期大学)

本人の年収と学種との関係(大学)

本人の年収と学種との関係(大学院)

本人の年収と学種との関係(専修専門)

(3)年収と延滞年数との関係

400万円以上でも延滞年数が長くなっている割合が高く、収入があっても延滞解消になっていない傾向がある。

本人の年収と延滞年数との関係(延滞6か月以上者)

4.延滞理由について

(1)延滞理由と性別等との関係

  • 延滞理由の主な内容は「本人の低所得」「親の経済困難」「本人の借入金の返済」など経済的理由が高い傾向にある。
  • 延滞理由の男女別では、男性の方は「本人の借入金の返済」の割合が高く、女性の方は「本人の失業・無職」の割合が高い。

延滞理由と性別との関係(男女計)

延滞理由と性別との関係(男女別)

延滞理由を低所得と回答した者の年収

延滞理由と性別との関係(男女計)(平成19年度との比較)

(2)延滞理由と学種との関係

高校においては「親の経済困難」が延滞理由としてあげる者が最も多いが、その他の学種では「本人の低所得」が最も多くなっている。

延滞理由と学種との関係(高校)

延滞理由と学種との関係(高専)

延滞理由と学種との関係(短期大学)

延滞理由と学種との関係(大学)

延滞理由と学種との関係(大学院)

延滞理由と学種との関係(専修専門)

(3)延滞理由と年収との関係

300万円未満と回答した者の延滞理由は「本人の低所得」が最も多くなっているのに対して、300万円以上と回答した者の延滞理由は「本人の借入金の返済」が最も多くなっている。

延滞理由と年収(100万円未満)との関係(延滞6か月以上者)

延滞理由と年収(100万円~200万円未満)との関係(延滞6か月以上者)

延滞理由と年収(200万円~300万円未満)との関係(延滞6か月以上者)

延滞理由と年収(300万円~400万円未満)との関係(延滞6か月以上者)

延滞理由と年収(400万円以上)との関係(延滞6か月以上者)

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独立行政法人日本学生支援機構 奨学事業戦略部 奨学事業総務課
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  • FAX 03-6743-6679