事例No.56(発達障害)授業や定期試験、レポートによる単位認定等の合理的配慮を申し出たが拒否された

事例紹介

機関の属性

都道府県

事例が起きた時期

平成30年度

当該学生の属性

私立大学 障害種:発達障害

相談者

保護者

相談内容

支援の申し出に関する学校の対応について
具体的な相談内容:1年前にLDと診断されたので、診断書を大学に提出したが、大学側が診断に疑義を申し立てたので、別の病院にて診察を受け、再度、診断書を大学に提出し、合理的配慮(文字の拡大、試験時間延長、別室受験、単位認定試験をレポートで代替)を求めたが、大学側から拒否された。そのまま、ある講義の単位を落としたので、合理的な配慮がないために単位を落としたのだから、レポートによる単位認定を認めて欲しいと訴えたが、講義の本質的変更に当たるとして拒否された。

機関の対応

  • 文部科学省を紹介した
  • 当該校との対応について助言した

県が大学に直接介入できるわけではないので、大学の所管官庁である文部科学省を学生の親には紹介した。文部科学省がどのような助言をしたかまでは把握していない。

その後の経過、課題等

障害者支援団体を介して大学と交渉したところ、文字の拡大、試験時間延長、別室受験については、合理的配慮として認められたと聞いている。