事例No.2435(聾)ノートテイクに音声変換アプリを使用、職員が変換補助

事例紹介

事例が起きた時期

令和3年度
発生時期:授業開始後

事例が起きた学校

私立短大、学校規模:500から999人

対象学生

学科(専攻):家政、年次:2、障害種:聴覚・言語障害(聾)聞き取りがほとんどできない

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者)教務担当部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

授業・研究指導

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):入試担当部署 学生生活支援担当部署 教務担当部署 教育部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている

相談内容

重度の聴覚障害があることから、授業においてノートテイクなどの支援を行なってほしいとのことであった。

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:授業でノートテイクをつけてほしい。

提供した配慮:申し出通りの配慮
配慮内容決定時での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
提供した配慮の具体的内容:講義では職員がノートテイク・音声変換補助を行い、実習では学生や外部のアルバイトを雇い実習補助を行なった。
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:音声変換については、一部誤変換や機器トラブルもあったが、内容については本人が概ね理解できたとのことであった。特に本人から要望のあった講義では、授業内容が記録されたデータの校正を行ない、学生が理解できるように配慮した。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等申し立て:なかった

その後の経過、課題等

記入なし

【参照】