事例No.54(気分障害)クラスメイトの一言がきっかけで不登校

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

国立高等専門学校、学校規模:500から999人

対象学生

学科(専攻):工学、4年次、精神障害(気分障害)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導

2.内容

以前から気分障害の診断を受けている学生であったが、年度当初は調子が良く登校していたが、校内体育大会中に、当該学生に対して放たれたクラスメイトの一言が引き金となって、クラスの中に入れなくなり不登校になった。

学校の対応

1.関わった部署

教務担当部署

2.対応内容

学生本人、保護者と学科長、学級担任の間で状況、要望等について話し合った結果、医務室内に設置された特別支援室であれば勉強できるということなので、実施可能かどうかを学科会議、教務委員会で検討し、認められた。科目担当教員から、課題等を出していただき、それについて学習することとした。また、実験はグループでの活動のため出席するようにした。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

その後の経過

依然としてクラスメイトのいる教室には入れず、授業は受けることはできないが、別室での登校はできている。期末試験はクラスメイトのいる教室で行なうことができた。

【参照】