【事例紹介】
事例が起きた時期
平成28年度
事例が起きた学校
私立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
学科(専攻):人文科学、1年次、発達障害(ADHD)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
実習、フィールドワーク等
2.内容
ADHDと診断を受けている学生から、イギリスでの海外研修に参加したいとの申し出があった。
海外研修の申込書類の担任所見欄に、ADHDと記載があり、研修に際し心配な部分(物事をすぐに忘れてしまう・長時間話を聞いていられない)があるとコメントされていた。
学校の対応
1.関わった部署
教育部門(学部、学科等)、その他(学事課、留学支援担当)
2.対応内容
担任及びカウンセリングの先生に聞き取り調査を行なった。本人とも面接(通常は1回)を2回行ない、医師の診断書を提出させ、担任・カウンセラーの意見を聞いた上で学内で選考協議。約3週間の研修期間のうち2週間は教員が引率、その後1週間は学生のみの参加となるため協議したが、その結果、特に問題はないと判断。必ずメモを取る、1人で行動しないように気をつける事とし、研修参加と決定。
なお海外研修の場合、障害学生に限らず、書類審査、本人との面接を実施した上で、学内選考を行なっている。受入先の学校からは、ADHDのレベル及び他の学生に影響が及ばないか質問があったが特に問題はないと回答しており、研修に際し特に支援等は行なっていない。
学生等の反応
- 納得して、問題なく修学している