事例No.315(盲)通学路上の障害物に関する自治体への撤去依頼等

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:500から999人

対象学生

学科(専攻):芸術、1年次、視覚障害(盲)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した

申し出を受けた部署(者):学生生活支援担当部署

2.支援が必要とされた場面:受験・入学

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:学内での個人ロッカー使用の希望について、使用するロッカーの配置場所を建物の1階に限定し、まとまった複数個所(4から5人分)を大学が提供する

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、教務担当部署、施設・設備担当部署

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容2:専門実技の練習室利用希望(特定した練習室に限定して貸し出し)

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、 施設・設備担当部署

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容3:通学途上にある障害物等の撤去、歩道上のゴミ、水たまりの撤去等の希望

決定した配慮内容:管轄する市役所担当部署への通報と撤去依頼

配慮内容の決定について

  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容4:各教室、練習室など場所を標示する点字シールの改善希望・学内自動販売機の内容・価格の点字標示希望

決定した配慮内容:指摘された場所への点字シール標示

配慮内容の決定について

  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容5:学内外での演奏会への出演やコンクールへの参加など書類作成支援

決定した配慮内容:申請書への記入、郵送物の作成、参加料の入金手続、受験時のサポート

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、 その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した(しなかった)学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった

申し出内容6:入学前後での学内歩行訓練の実施

決定した配慮内容:学内歩行訓練に必要な校舎配置図、時間割の事前提供

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、 教務担当部署、施設・設備担当部署、保健管理部門、学生相談部門、就職支援部門

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

記載なし

【参照】