事例No.302(神経症性障害等)出席回数が単位取得に足りない場合の代替措置の希望等

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

公立大学、学校規模:1,000から1,999人

対象学生

学科(専攻):非公表、精神障害(神経症性障害等)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した
  • 申し出を受けた部署(者):学生相談部門

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:出席回数が単位修得に必要な回数を満たせない場合の代替措置

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、学生相談部門

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 配慮を提供した学生に対して、定期面談を行なっている
  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容2:定期の試験の別室受験

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した


協議に参加した部署(者):学生生活支援担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、学生相談部門

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 配慮を提供した学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • 配慮を提供した学生に対して、定期面談を行なっている
  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

今後、フィールドワーク、学外実習での配慮をどのように行なうか、学生の希望する配慮と教育の本質を変えないこととの調整が課題である。本学では授業時間数の3分の2以上出席していない科目については定期試験を受けられないという決まりがあり、定期試験を受けられないと単位取得できない。授業の特性や教員によっては、レポート提出を出席の代替と認める科目もあり、そうでない科目もあったが、本人に説明し、それを聞いて本人は納得していた。

【参照】