事例No.782(ASD)提出物の提出期限に聞き取れなかったこと等を質問するための猶予、実験での援助の申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成29年度
発生時期:入学後

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻):工学 1年次

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • 申し出を受けた部署:学生生活支援担当部署
  • 支援の申し出に関する申請書(様式)がある
  • ニーズの聞き取りのための面談を実施した

2.支援が必要とされた場面:授業・研究指導、実習、フィールドワーク等

申し出への対応

1.支援の申し出の受付

  • 配慮の提供について、学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 協議に参加した部署(者) :学生生活支援担当部署、教育部門、学生相談部門
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、定期面談を行なっている

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:提出物の提出期限について、授業中に聞き取れなかった所や理解できなかった所を質問するための猶予が欲しい

決定した配慮内容:申し出通りの配慮の提供を決定した
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを満たし、学生も満足している
事後評価の理由・詳細:本申出内容に関し、履修登録についても支援を行ない、履修科目を把握したうえで、希望する支援を各担当教員に依頼した


申し出内容2:実験時に援助を希望する

決定した配慮内容:学校が提案した配慮の提供を決定した=面談時の学生のヒアリング状況から、実験時の支援については特別な配慮をせず、実験時の様子を注視することにした
配慮内容決定時点での合意形成:できた
合意形成できたと考える根拠:こちらの提案を受け入れた
事後評価:ニーズを完全には満たしていないが、学生も概ね満足している
事後評価の理由・詳細:当該学生との面談に同席した学科長自らが、当該学生のアドバイザー(担任)となり、その後もフォローしているため

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

不服、不満、苦情等の申し立てはなかった

【参照】