事例No.1991(気分障害)教員とのメールのやりとりに齟齬があり不服申し立て

事例紹介

事例が起きた時期

令和2年度
発生時期:授業開始後

事例が起きた学校

公立大学、学校規模:2,000~4,999人

対象学生

学科(専攻):保健(医・歯学を除く)、年次:4、障害種:精神障害(気分障害)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出:有
  • 申し出を受けた部署(者):障害学生支援部署
  • 支援の申し出を受け付ける申請書(様式):有
  • ニーズ聴き取りのための面談:実施した

2.支援が必要とされた場面

授業・研究指導 試験の評価、単位取得、卒業要件等 

申し出への対応

1.配慮内容の決定について

  • 配慮の提供に関する学内関係部署の検討・協議:実施した
  • 検討協議に参加した部署(者):障害学生支援部署 学生生活支援担当部署 教務担当部署 教育部門 保健管理部門 学生相談部門
  • 配慮内容の決定過程:建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった 当該学生は参加せず、決定後に通知した
  • 配慮申請を受け、関係部署や担当教員と協議し、当該学生が体調不良があったり集団への対応が難しいこと等から、オンラインでの受講配慮は妥当と判断。授業はハイブリッドで行なわれており、授業によっては対面の日とリモートの日があるものもあったが、基本的には対面の日もリモートで受講できるよう配慮した。リモートが難しいものについては、課題提出で代替した。
  • 学内関係部署への配慮依頼文書の配付:実施した

2.配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 当該学生に対して、感想・不満等の聞き取りを行なった
  • その後の状況に関して、関係部署(者)に聴取、情報共有を行なっている

相談内容

記入なし

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:リモートによる受講許可。

申し出内容2:疾患による体調不良のため起こった欠席をレポート課題などにより代替してほしい。

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

その後の経過、課題等

提供された課題をすべてこなし、単位を取得することができた。
支援終了後は満足し、晴れやかな様子が見られたが、その後も気分の波が不安定になる様子がしばしば見られた。
現在は卒業し、地元で治療継続しながら就職を目指している。

【参照】