【事例紹介】
事例が起きた時期
過去5年以内
事例が起きた学校
公立大学、学校規模:2,000から4,999人
対象学生
1年次、聴覚・言語障害(難聴)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
授業・研究指導
2.内容
入学時より、卒業必修科目であるスポーツ実技科目において、卓球とバレーボールの講義を受講したいとの希望があり、スポーツ実技科目を統括している教育部門と調整を行なったが、障害を理由に希望する科目での受講を断られた。
学校の対応
1.関わった部署
学生生活支援担当部署(学生課等) 、教務担当部署、教育部門(学部、学科等)
2.対応内容
対象学生より実技を履修したいとの希望を受けた当初より、教育部門及び教務課担当部署において調整が行なわれたが、教育部門から体制の不足等を理由に、聴覚障害学生の該当科目の受講が保留となった。対象学生が2年次に進級した時点で、受講の希望を確認し、入学当初の卓球とバレーボールの受講を希望している旨が確認できたため、再度教育部門との調整を行ない、対象学生に特別講義として「登山」の提供を行なう提案がなされた。
理由、原因等 ※学校の回答
- 教職員の理解
- 具体的な内容
聴覚障害学生が受講を希望する実技科目について、科目履修経験のあるサポート学生の配置を行なったり、仕切板等を設置し、他との接触を可能な限り避ける配置等を提案したが、教育部門からの理解が得られなかった。
学生等の反応
- 納得して、問題なく修学している
教育部門より提案があった「登山」での履修について説明を行なった後、本人から友人等と受講できないのであれば、スポーツ実技科目については、座学を履修すると連絡があり、現在に至る。