事例No.119(他の慢性疾患)空気清浄機を預かってほしいとの申し出

【事例紹介】

事例が起きた時期

過去5年以内

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:10,000人以上

対象学生

学科(専攻)非公表、1年次、病弱・虚弱(他の慢性疾患)

相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出

1.場面等

授業・研究指導、事務窓口での対応

2.内容

化学物質過敏症のため、空気清浄機を使用したいが、持ち運びに困るため大学で預かってほしいとの希望があったが、当該学部の事務室から「預かることはできない」と言われた。

学校の対応

1.関わった部署

障害学生支援部署、教務担当部署

2.対応内容

本人の状況を関係部署で共有。
学内委員会で検討。
他の学部では預かっている事例があるとのことで、担当部署と相談し、預かることになった。

理由、原因等 ※学校の回答

  • 教職員の理解

「空気清浄機を預かる」ということが、初めてのケースであったため、合意形成のプロセスが明確でなかった。

学生等の反応

  • 納得して、問題なく修学している

その後、酸素ボンベの使用及び保管の希望の申し出があった。前回の経験から、合意形成のプロセスを経ていくことで、現在は空気清浄機、酸素ボンベとも預かっている。

【参照】