- (目的)
- 奨学金の延滞者の属性を把握し、今後の奨学金回収方策に役立てることとする。
- (調査対象)
- 平成25年10月末において、奨学金返還を3か月以上延滞している者(以下「延滞者」という。)
平成25年10月末において、奨学金返還を延滞していない者(以下「無延滞者」という。) - (調査方法)
- 延滞者:延滞年数および性別で層化し、無作為抽出
無延滞者:学種および性別で層化し、無作為抽出 - (調査時点)
- 平成25年12月
- (調査数)
発送件数 | 回答件数 | 回答率 | 参考母数 (平成25年度末) |
|
---|---|---|---|---|
延滞者 | 19,573 | 4,139 | 21.1% | 187,374 |
無延滞者 |
9,721
|
2,522 | 25.9% | 3,090,023 |
- (注意)
- 1.表は無回答を除いた比率で集計している。
- 2.四捨五入をした数を使用しているため、内訳の数の合計が合計欄の数と一致しない場合がある。
- 3.複数回答可の設問に関する表の各回答の割合は合計しても100%にならない。※各回答の割合は回答者数に対する割合である。
調査結果
1.回答者および奨学金申請に関すること
(1) 回答者について(択一)
延滞者、無延滞者ともに「奨学生本人」が回答している割合が高い。また、無延滞者の方がその割合が高い。
表1-1 回答者(単位:人・%)
区分 |
延滞者
|
無延滞者
|
||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
奨学生本人 | 2,711 | 65.9 | 1,926 | 76.4 |
父母 | 1,284 | 31.2 | 576 | 22.8 |
兄弟 | 15 | 0.4 | 3 | 0.1 |
祖父母 | 9 | 0.2 | 1 | 0.0 |
おじ・おば | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 |
配偶者 | 90 | 2.2 | 15 | 0.6 |
その他 | 3 | 0.1 | 0 | 0.0 |
計
|
4,112 | 100.0 | 2,521 | 100.0 |
(2)奨学金申請時の書類作成者(択一)
延滞者では「親(または祖父母等の家族)」と回答した者の割合が高いが、無延滞者では「奨学生本人」と回答した者の割合が高い。
表1-2 奨学金申請時の書類作成者(単位:人・%)
区分 |
延滞者
|
無延滞者
|
||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
奨学生本人 | 1,308 | 32.7 | 1,286 | 51.4 |
親(または祖父母等の家族) | 1,485 | 37.1 | 522 | 20.9 |
本人と親等 | 845 | 21.1 | 641 | 25.6 |
わからない | 345 | 8.6 | 49 | 2.0 |
その他 | 22 | 0.5 | 2 | 0.1 |
計
|
4,005 | 100.0 | 2,500 | 100.0 |
(3)奨学金の申請を勧められたか(択一)
延滞者、無延滞者ともに「勧められた」と回答した者の割合が最も高く、次いで延滞者では「わからない」と回答した者、無延滞者では「勧められなかった」と回答した者の割合が高い。
表1-3 奨学金の申請を勧められたか(単位:人・%)
区分 |
延滞者
|
無延滞者
|
||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
勧められた | 2,522 | 63.7 | 1,584 | 63.6 |
勧められなかった | 663 | 16.7 | 684 | 27.5 |
わからない | 775 | 19.6 | 221 | 8.9 |
計
|
3,960 | 100.0 | 2,489 | 100.0 |
(4)だれに奨学金の申請を勧められたか(択一)
前設問で奨学金の申請を「勧められた」と回答した者へ質問した。 延滞者、無延滞者ともに「親(または祖父母等の家族、親戚)」と回答した者の割合が最も高いが、無延滞者の方がその割合が高い。
表1-4 だれに奨学金の申請を勧められたか(単位:人・%)
区分 |
延滞者
|
無延滞者
|
||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
親(または祖父母等の家族、親戚) | 1,464 | 58.1 | 1,330 | 84.1 |
学校の先生や職員 | 881 | 35.0 | 202 | 12.8 |
友人・知人 | 148 | 5.9 | 47 | 3.0 |
その他 | 26 | 1.0 | 3 | 0.2 |
計
|
2,519 | 100.0 | 1,582 | 100.0 |
(注)(3)「奨学金の申請を勧められたか」において「勧められた」と回答した者への質問。
(5)返還義務をいつ知ったか(択一)
延滞者および無延滞者ともに「貸与手続きを行う前」と回答した割合が最も高いが、その割合は無延滞者の方が高い。
表1-5 返還義務をいつ知ったか(単位:人・%)
区分 |
延滞者
|
無延滞者
|
||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
貸与手続きを行う前 | 2,243 | 56.1 | 2,319 | 92.5 |
貸与手続中 | 410 | 10.2 | 98 | 3.9 |
貸与中 | 211 | 5.3 | 33 | 1.3 |
貸与終了時 | 129 | 3.2 | 12 | 0.5 |
貸与終了後~返還開始前 | 181 | 4.5 | 16 | 0.6 |
返還開始~督促前 | 164 | 4.1 | 6 | 0.2 |
延滞督促を受けてから | 377 | 9.4 | 4 | 0.2 |
わからない | 251 | 6.3 | 17 | 0.7 |
その他 | 35 | 0.9 | 3 | 0.1 |
計
|
4,001 | 100.0 | 2,508 | 100.0 |
2.主な返還者について
(1) 主な返還者(択一)
延滞者、無延滞者ともに「奨学生本人」と回答した者の割合が最も高いが、その割合は無延滞者の方が高い。
表2-1 主な返還者 (単位:人・%)
区分 | 延滞者 | 無延滞者 | ||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
奨学生本人 | 2,629 | 65.1 | 2,110 | 84.1 |
父母 | 1,243 | 30.8 | 326 | 13.0 |
兄弟 | 13 | 0.3 | 3 | 0.1 |
祖父母 | 8 | 0.2 | 2 | 0.1 |
おじ・おば | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 |
配偶者 | 93 | 2.3 | 67 | 2.7 |
その他 | 50 | 1.2 | 2 | 0.1 |
計 | 4,036 | 100.0 | 2,510 | 100.0 |
(2)主な返還者と回答者との関係
延滞者では回答者が主な返還者である割合が高い。 無延滞者では、回答者にかかわらず奨学生本人が主な返還者である割合が高い。
表2-2-1 主な返還者と回答者(延滞者)(単位:人・%)
区分 | 回答者 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
奨学生本人 | 父母 | 兄弟 | 祖父母 | おじ・おば | 配偶者 | その他 | 計 | ||||||||||
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
||
主な返還者 | 奨学生本人 | 2,305 | 86.5 | 253 | 20.5 | 3 | 20.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 56 | 62.9 | 2 | 66.7 | 2,619 | 65.3 |
父母 | 247 | 9.3 | 969 | 78.5 | 3 | 20.0 | 4 | 66.7 | 0 | - | 6 | 6.7 | 1 | 33.3 | 1,230 | 30.7 | |
兄弟 | 5 | 0.2 | 1 | 0.1 | 7 | 46.7 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 13 | 0.3 | |
祖父母 | 4 | 0.2 | 2 | 0.2 | 0 | 0.0 | 2 | 33.3 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 8 | 0.2 | |
おじ・おば | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | |
配偶者 | 66 | 2.5 | 1 | 0.1 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 26 | 29.2 | 0 | 0.0 | 93 | 2.3 | |
その他 | 39 | 1.5 | 8 | 0.6 | 2 | 13.3 | 0 | 0.0 | 0 | - | 1 | 1.1 | 0 | 0.0 | 50 | 1.2 | |
計 | 2,666 | 100.0 | 1,234 | 100.0 | 15 | 100.0 | 6 | 100.0 | 0 | - | 89 | 100.0 | 3 | 100.0 | 4,013 | 100.0 |
表2-2-2 主な返還者と回答者(無延滞者) (単位:人・%)
区分 | 回答者 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
奨学生本人 | 父母 | 兄弟 | 祖父母 | おじ・おば | 配偶者 | その他 | 計 | ||||||||||
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
||
主な返還者 | 奨学生本人 | 1,767 | 92.0 | 325 | 57.1 | 2 | 66.7 | 1 | 100.0 | 0 | - | 14 | 93.3 | 0 | - | 2,109 | 84.1 |
父母 | 86 | 4.5 | 239 | 42.0 | 1 | 33.3 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | - | 326 | 13.0 | |
兄弟 | 2 | 0.1 | 1 | 0.2 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | - | 3 | 0.1 | |
祖父母 | 0 | 0.0 | 2 | 0.4 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | - | 2 | 0.1 | |
おじ・おば | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | |
配偶者 | 65 | 3.4 | 1 | 0.2 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 1 | 6.7 | 0 | - | 67 | 2.7 | |
その他 | 1 | 0.1 | 1 | 0.2 | 0 | 0.0 | 0 | 0.0 | 0 | - | 0 | 0.0 | 0 | - | 2 | 0.1 | |
計 | 1,921 | 100.0 | 569 | 100.0 | 3 | 100.0 | 1 | 100.0 | 0 | - | 15 | 100.0 | 0 | - | 2,509 | 100.0 |
3.本人の職業について
本人の職業(択一)
無延滞者は延滞者に比べて「常勤社(職)員」と回答した者の割合が高い。延滞者は「非常勤社(職)員」「派遣社員」「無職・失業中/休職中」と回答した者の割合が無延滞者よりも高い。
表3 本人の職業(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | 無延滞者 | ||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
常勤社(職)員 | 1,475 | 36.2 | 1,708 | 67.9 |
任期付常勤社(職)員 (※1) | 343 | 8.4 | 141 | 5.6 |
非常勤社(職)員 (※2) | 598 | 14.7 | 187 | 7.4 |
派遣社員 | 269 | 6.6 | 74 | 2.9 |
自営/家業 | 273 | 6.7 | 63 | 2.5 |
学生(留学を含む) | 30 | 0.7 | 31 | 1.2 |
専業主婦(夫) | 311 | 7.6 | 153 | 6.1 |
無職・失業中/休職中 | 642 | 15.8 | 134 | 5.3 |
その他 | 132 | 3.2 | 23 | 0.9 |
計 | 4,073 | 100.0 | 2,514 | 100.0 |
- 1.任期付常勤社(職)員:「常勤社(職)員(雇用期限がある)」の略。
- 2.非常勤社(職)員:「非常勤社(職)員(週あたりの勤務時間が短く、雇用期限がある)」の略。
4.本人の年収について
本人の年収(択一)
延滞者と無延滞者を比較すると、延滞者では「100万~200万円未満」と回答した者の割合が最も高いのに対して、無延滞者では「200万~300万円未満」と回答した者の割合が高い。全体的に延滞者より無延滞者の収入が多い。
表4 本人の年収(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | 無延滞者 | ||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
0円 | 592 | 15.1 | 167 | 6.7 |
1円~100万円未満 | 754 | 19.3 | 232 | 9.3 |
100万~200万円未満 | 937 | 24.0 | 382 | 15.4 |
200万~300万円未満 | 852 | 21.8 | 636 | 25.6 |
300万~400万円未満 | 430 | 11.0 | 486 | 19.6 |
400万~500万円未満 | 198 | 5.1 | 287 | 11.6 |
500万~600万円未満
|
82 | 2.1 | 127 | 5.1 |
600万~700万円未満
|
34 | 0.9 | 67 | 2.7 |
700万~800万円未満
|
15 | 0.4 | 40 | 1.6 |
800万~900万円未満
|
5 | 0.1 | 13 | 0.5 |
900万~1000万円未満
|
9 | 0.2 | 12 | 0.5 |
1000万円以上
|
4 | 0.1 | 34 | 1.4 |
計 | 3,912 | 100.0 | 2,483 | 100.0 |
5.延滞の理由と今後の返還の見通し(延滞者のみに質問)
(1) 延滞が始まった理由(きっかけ)(複数選択(2つまで))
「家計の収入が減った」と回答した者の割合が最も高く、次いで「奨学金の延滞額の増加」と回答した者の割合が高い。
表5-1 延滞が始まった理由(きっかけ)(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
忙しかった(金融機関に行くことができなかったなど) | 332 | 8.2 |
返還を忘れていた、口座残高をまちがえていたなどのミス | 295 | 7.3 |
家計の収入が減った | 2,948 | 72.9 |
家計の支出が増えた | 1.397 | 34.5 |
入院、事故、災害等にあったため | 732 | 18.1 |
返還するものだとは思っていなかった | 110 | 2.7 |
その他 | 1,146 | 28.3 |
回答者数 | 4,046 |
-
|
- 1.延滞が始まった理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
- 2.回答者数に対する割合である。
(2)延滞が継続している理由(複数選択(2つまで))
「本人の低所得」と回答した者の割合が最も高く、次いで「奨学金の延滞額の増加」と回答した者の割合が高い。
また、今回の調査から「親の経済困難」を2種類に分割したところ、親が奨学金を返還する約束をしている場合が多いことが判明した。
表5-2 延滞が継続している理由(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数
|
割合
|
|
本人の低所得 | 2,049 | 51.1 |
本人が失業中(無職) | 605 | 15.1 |
本人が学生(留学を含む) | 30 | 0.7 |
本人が病気療養中 | 212 | 5.3 |
本人の借入金の返済 | 796 | 19.8 |
親の経済困難(本人が親への経済援助をしており支出が多い) | 758 | 18.9 |
親の経済困難(本人親が返還する約束) | 710 | 17.7 |
配偶者の経済困難 | 218 | 5.4 |
家族の病気療養 | 230 | 5.7 |
忙しい(金融機関にいけない等) | 139 | 3.5 |
奨学金の延滞額の増加 | 1,201 | 29.9 |
返還するものだとは思っていない | 19 | 0.5 |
その他 | 262 | 6.5 |
回答者数 | 4,013 |
-
|
- 1.延滞が継続している理由は2つまで回答のため、合計は100%にならない。
- 2.回答者数に対する割合である。
(3)今後の返還の見通し(択一)
「現在における返還の見通し」、「2~3年から数年以上経過した時点における返還の見通し」のいずれについても、「決められた月額等を返還できる」と回答した者の割合が最も高い。年収が多くなるにつれて、「決められた月額等を返還できると思う」と回答する者が多くなっている。
表5-3-1 現在における返還の見通し(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
決められた月額等を返還できると思う | 1,292 | 32.6 |
決められた月額等の半額程度より多く返還できると思う | 330 | 8.3 |
決められた月額等の半額程度返還できると思う | 698 | 17.6 |
決められた月額等の半額程度より少ないが返還できると思う | 976 | 24.6 |
返還できないと思う | 291 | 7.3 |
わからない | 382 | 9.6 |
計 | 3,969 | 100.0 |
表5-3-2 2~3年から数年以上経過した時点における返還の見通し (単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
決められた月額等を返還できると思う | 1,525 | 39.8 |
決められた月額等の半額程度より多く返還できると思う | 411 | 10.7 |
決められた月額等の半額程度返還できると思う | 437 | 11.4 |
決められた月額等の半額程度より少ないが返還できると思う | 463 | 12.1 |
返還できないと思う | 99 | 2.6 |
わからない | 892 | 23.3 |
計 | 3,827 | 100.0 |
6.返還期限の猶予制度について
(1)猶予制度の認知状況(択一)
猶予制度に関しては、請求書を送付する都度、案内資料を同封するほか、振替不能通知にも記載している。また、「返還のてびき」や返還説明会の説明事項にも含めている。
延滞状況による大きな差は見られない。
表6-1 猶予制度の認知状況(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | 無延滞者 | ||
---|---|---|---|---|
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
知っている | 1,873 | 46.4 | 1,159 | 46.2 |
知らなかった | 2,161 | 53.6 | 1,349 | 53.8 |
計 | 4,034 | 100.0 | 2,508 | 100.0 |
(2)猶予制度の申請状況(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者に質問)(択一)
「過去に申請したことがあるが、今は申請していない」と回答した者の割合が最も高い。
表6-2 猶予制度の申請状況(延滞者)(単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
現在、申請している | 198 | 11.6 |
申請の準備または検討をしている (書類不備で返送されて再提出準備中を含む) |
146 | 8.6 |
過去に申請したことがあるが、今は申請していない | 835 | 48.9 |
一度も利用したことがない | 437 | 25.6 |
その他 | 91 | 5.3 |
計 | 1,707 | 100.0 |
(3)猶予申請しない理由(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者のうち、猶予制度の申請状況を「過去に申請したことがあるが、今は申請していない」と回答した者に質問)(択一)
「すでに猶予期間(通算60か月)を利用してしまったので、利用できないため」と回答した者の割合が最も高い。
表6-3 猶予申請しない理由(延滞者) (単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
返還期限猶予制度の基準に該当しないため | 143 | 18.6 |
延滞期間にかかる証明書の取得が困難なため | 53 | 6.9 |
すでに猶予期間(通算60か月)を利用してしまったので、利用できないため | 316 | 41.1 |
猶予申請しないで返還予定のため | 81 | 10.5 |
猶予申請手続きが難しいため | 43 | 5.6 |
手続きがよくわからない、よく知らないため | 60 | 7.8 |
その他 | 72 | 9.4 |
計 | 768 | 100.0 |
(4)猶予申請しない理由(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者のうち、猶予制度の申請状況を「一度も利用したことがない」と回答した者に質問)(択一)
「手続きがよくわからない、よく知らないため」と回答した者の割合が最も高く、次いで「猶予申請しないで返還予定のため」と回答した者の割合が高い。
表6-4 猶予申請しない理由(延滞者) (単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
返還期限猶予制度の基準に該当しないため | 78 | 21.1 |
延滞期間にかかる証明書の取得が困難なため | 21 | 5.7 |
すでに猶予期間(通算60か月)を利用してしまったので、利用できないため | 10 | 2.7 |
猶予申請しないで返還予定のため | 82 | 22.2 |
猶予申請手続きが難しいため | 25 | 6.8 |
手続きがよくわからない、よく知らないため | 121 | 32.7 |
その他 | 33 | 8.9 |
計 | 370 | 100.0 |
(5)猶予制度の猶予期間の長さ(通算60か月)について(延滞者で猶予制度を「知っている」と回答した者に質問)(択一)
「どちらともいえない」と回答した者の割合が最も高く、次いで「短い」と回答した者の割合が高かった。
また、「十分」と「どちらかといえば十分」の合計(11.5%)は「短い」と「どちらかといえば短い」の合計(42.0%)より少ない。
表6-5 猶予制度の長さについて (単位:人・%)
区分 | 延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
短い | 510 | 28.5 |
どちらかといえば短い | 242 | 13.5 |
どちらともいえない | 832 | 46.5 |
どちらかといえば十分 | 121 | 6.8 |
十分 | 85 | 4.7 |
計 | 1,790 | 100.0 |
7.無延滞者のこれまでの返還状況(無延滞者のみに質問)
(1)延滞経験の有無(択一)
無延滞者に下記に延滞の経験があるかどうか質問した。
表7-1 延滞経験の有無(単位:人・%)
区分 | 無延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
延滞したことがない | 1,901 | 76.1 |
延滞したことがある | 469 | 18.8 |
わからない | 129 | 5.2 |
計 | 2,499 | 100.0 |
(2)延滞になったことを知ったきっかけ(無延滞者で「延滞したことがある」と回答した者に質問)(あてはまるものをすべて選択)
「機構(旧日本育英会)からの振替不能(延滞)通知」と回答した者の割合が最も高く、次いで「口座残高を確認して」と回答した者の割合が高い。
表7-2 延滞になったことを知ったきっかけ (単位:人・%)
区分 | 無延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
機構(旧日本育英会)からの振替不能(延滞)通知 | 359 | 79.2 |
機構(旧日本育英会)からの電話 | 136 | 30.0 |
連帯保証人・保証人からの連絡 | 39 | 8.6 |
口座残高を確認して | 144 | 31.8 |
親・家族等からの連絡 | 51 | 11.3 |
債権回収会社(サービサー)からの連絡 | 53 | 11.7 |
その他 | 8 | 1.8 |
回答者数 | 453 | - |
(注)
- 1.複数回答のため合計は100%にならない。
- 2.回答者数に対する割合である。
(3)延滞の解消方法(無延滞者で「延滞したことがある」と回答した者に質問)(あてはまるものをすべて選択)
「本人が延滞額を支払った(口座振替を含む)」と回答した者の割合が最も高い。
表7-3 延滞の解消方法(単位:人・%)
区分 | 無延滞者 | |
---|---|---|
人数 | 割合 | |
本人が延滞額を支払った(口座振替を含む) | 386 | 85.2 |
本人以外が支払った(口座振替を含む) | 64 | 14.1 |
猶予願が承認された | 29 | 6.4 |
その他 | 6 | 1.3 |
回答者数 | 453 | - |
- 1.複数回答のため合計は100%にならない。
- 2.回答者数に対する割合である。
8.日本学生支援機構の奨学金制度の認知状況
減額返還制度の認知状況(択一)
延滞者、無延滞者ともに「知らない」と回答した者の割合が最も高い。
表8 減額返還制度の認知状況(単位:人・%)
区分 | 平成25年度 | 平成24年度 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
延滞者 | 無延滞者 | 延滞者 | 無延滞者 | |||||
人数 | 割合 | 人数 | 割合 | 人数 | 割合 | 人数 | 割合 | |
よく知っている | 173 | 4.3 | 104 | 4.1 | 156 | 4.1 | 133 | 5.4 |
だいたい知っている | 700 | 17.4 | 750 | 29.9 | 587 | 15.6 | 718 | 29.2 |
あまり知らない | 962 | 23.9 | 659 | 26.3 | 958 | 25.4 | 615 | 25.0 |
知らない | 2,193 | 54.4 | 994 | 39.6 | 2,065 | 54.8 | 995 | 40.4 |
計 | 4,028 | 100.0 | 2,507 | 100.0 | 3,766 |
100.0
|
2,461 |
100.0
|
9.日本学生支援機構の奨学金に対する意識
日本学生支援機構の奨学金に対する意識(択一)
日本学生支援機構に対する意識について質問した。
表9-1 日本学生支援機構に対する意識(延滞者) (単位:人・%)
区分 | 情報提供度 | 返還負担度 | 返還義務度 | 回収強化度 | 督促の きびしさ度 |
給付制度 必要度 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本学生 支援機構 からの 情報提供は 十分である |
現在、 奨学金の 返還が負担に なっている |
借りたもの なので必ず 返さなければ ならない |
回収は 強化 するべきで ある |
延滞への 対応が きびしい |
給付型の 奨学金が 必要である |
|||||||
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
|
とてもそう思う | 228 | 5.8 | 1,743 | 43.8 | 2,327 | 58.0 | 78 | 2.0 | 679 | 17.1 | 1,422 | 36.6 |
そう思う | 1,044 | 26.5 | 1,478 | 37.1 | 1,448 | 36.1 | 307 | 7.8 | 866 | 21.9 | 999 | 25.7 |
どちらとも いえない |
1,626 | 41.2 | 610 | 15.3 | 190 | 4.7 | 2,443 | 61.7 | 1,712 | 43.2 | 1,267 | 32.6 |
そう思わない | 750 | 19.0 | 132 | 3.3 | 33 | 0.8 | 813 | 20.5 | 624 | 15.7 | 140 | 3.6 |
まったく そう思わない |
298 | 7.6 | 20 | 0.5 | 15 | 0.4 | 319 | 8.1 | 82 | 2.1 | 61 | 1.6 |
計 | 3,946 | 100.0 | 3,983 | 100.0 | 4,013 | 100.0 | 3,960 | 100.0 | 3,963 | 100.0 | 3,889 | 100.0 |
表9-2 日本学生支援機構に対する意識(無延滞者) (単位:人・%)
区分 | 情報提供度 | 返還負担度 | 返還義務度 | 回収強化度 | 督促の きびしさ度 |
給付制度 必要度 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本学生 支援機構 からの 情報提供は 十分である |
現在、 奨学金の 返還が負担に なっている |
借りたもの なので必ず 返さなければ ならない |
回収は 強化 するべきで ある |
延滞への 対応が きびしい |
給付型の 奨学金が 必要である |
|||||||
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
人数
|
割合
|
|
とてもそう思う | 130 | 5.2 | 349 | 13.9 | 1,662 | 66.2 | 731 | 29.1 | 62 | 2.5 | 580 | 23.2 |
そう思う | 827 | 33.0 | 588 | 23.4 | 783 | 31.2 | 762 | 30.4 | 126 | 5.1 | 712 | 28.5 |
どちらとも いえない |
1,064 | 42.5 | 627 | 25.0 | 51 | 2.0 | 902 | 36.0 | 1,184 | 47.6 | 899 | 36.0 |
そう思わない | 376 | 15.0 | 710 | 28.3 | 7 | 0.3 | 88 | 3.5 | 756 | 30.4 | 217 | 8.7 |
まったく そう思わない |
108 | 4.3 | 234 | 9.3 | 9 | 0.4 | 26 | 1.0 | 358 | 14.4 | 90 | 3.6 |
計 | 2,505 | 100.0 | 2,508 | 100.0 | 2,512 | 100.0 | 2,509 | 100.0 | 2,486 | 100.0 | 2,498 | 100.0 |
- お問い合わせ
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- 独立行政法人日本学生支援機構 奨学事業戦略部 奨学事業総務課
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- 電話 03-6743-6029
- FAX 03-6743-6679
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