事例No.392(聾)受験時の補聴器使用・座席配慮や音声認識ソフトを利用した講義を希望

【事例紹介】

事例が起きた時期

平成28年度
発生時期:受験時

事例が起きた学校

私立大学、学校規模:5,000から9,999人

対象学生

学科(専攻):理学、2年次、聴覚・言語障害(聾)

支援の申し出

1.支援の申し出の受付

  • 支援の申し出があった
  • ニーズ聞き取りのための面談を実施した
  • 申し出を受けた部署(者):入試担当部署

2.支援が必要とされた場面:受験・入学

相談内容

  • 出願時に聴覚障害であり、受験時に配慮を求める申し出があった

申し出内容と配慮の提供

申し出内容1:受験時の補聴器の利用

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):入試担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門、その他

配慮内容決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容2:受験時の座席位置を前列指定

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):入試担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門、その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容3:注意事項の文書による伝達または臨時の伝達は筆談による

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):入試担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門、その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容4:面接試験時は1.3倍延長と筆談対応

決定した配慮内容:基本的には本人希望通りとしたが、面接試験では延長時間を限定せず、筆談やキーボード入力を用い、それに応じた時間延長を行なった

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):入試担当部署、教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、保健管理部門、その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

申し出内容5:音声認識ソフトを利用した講義

決定した配慮内容:申し出通りの配慮を提供した

配慮内容の決定について

  • 配慮の提供について学内の関係部署による検討・協議を行なった
  • 配慮内容の決定は建設的対話を通じて学生との合意の上で行なった
  • 配慮内容の決定は学校が行ない、学生には決定後に通知した
  • 決定した配慮内容について学内関係部署に配慮依頼書を配付した

協議に参加した部署(者):教務担当部署、教育部門(学部・学科、担当教員等)、その他

配慮決定後のモニタリング・フォローアップ

  • 関係部署(者)に対してその後の状況に関して情報共有、聞き取り等を行なっている

配慮内容決定後の不服、不満、苦情の申し立て

申し立てはなかった

その後の経過、課題等

入学時に学生および父母より、できるだけ他の学生と同様にして欲しいとの要望があり、担任が学習状況を確認し、学生ボランティアによる学習サポートやTAによる実習のサポートをする事を追加実施した。担任の負担が大きいこと、友達との関係性が現在の課題である。

【参照】