【事例紹介】
事例が起きた時期
記載なし
事例が起きた学校
公立大学、学校規模:1,000から1,999人
対象学生
受験時、精神障害(他の精神障害)
相談、不満・不服の申し立て、または支援の申し出
1.場面等
受験・入学 その他
2.内容
出願および試験内容に関する相談。ワクチンの接種による後遺症により、学習障害や記憶障害があるため、試験科目や問題の変更をして欲しいという旨の主訴。また、自身の健康状況で大学の教育および学外実習等についていくことができるかなどの相談。
学校の対応
1.関わった部署
入試担当部署、その他(入試委員会)
2.対応内容
問い合わせの内容を入試委員会にて協議をした。障害等の配慮を要する受験生への対応として、環境面の配慮や受験上必要な設備や備品の準備・持ち込みの許可、試験問題用紙解答用紙等の拡大、試験時間延長等の配慮はこれまで行なっているとおり対応可能だが、試験科目や問題内容を変えることは、本学の教育内容を踏まえた入学試験として提供できないという結論に至った。
また、実習に関してもできるだけの配慮は行なうが、学外の医療機関や施設等での実習であること、国家資格の受験要件を満たすことが卒業要件であるため実習も定められた期間を満たさなければならない旨を伝えた。
理由、原因等 ※学校の回答
- 教育の目的・内容・機能の本質的な変更となるため
- 具体的な内容
上記の決定内容を伝えた。また、ご本人が志望する分野の他大学の情報や学力よりも意欲をはかるAO入試制度等の紹介、センター試験の情報などの様々な情報提供を行なった。また、ご本人の状態に応じた進学相談や進路相談の場がないということだったので、かかりつけの病院内の相談機関の活用等を勧めた。
学生等の反応
納得したかどうかは不明だが、不服申し立て等はなく、やりとりを続けた後連絡が途絶えた。