調査の概要
- (目的)
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本機構の奨学金を実際に利用された方の声を集め、今後の奨学金制度の運用についての改善や情報発信に役立てるための基礎資料を得る。
- (調査対象)
- 平成16年以降に奨学金を利用された方の中から、システムで無作為に抽出した499,181人。
- (調査方法)
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日本学生支援機構に届出された対象者の携帯電話番号について使用履歴調査を行い、実在と判定された携帯電話番号宛に、SMS(ショートメッセージ)でアンケートリンクを送信し、リンク先のアンケートフォームより回答を得た。
- (調査時期)
- 令和7年12月1日(月曜日)~ 令和7年12月19日(金曜日)
- (回答受入状況)
- 有効回答者数: 37,175人、有効回答率:8.1%
| 給付終了者 | 返還完了者 | 返還中の者 | 人数合計 | 比率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 調査対象抽出数(A) | 47,733人 | 201,449人 | 249,999人 | 499,181人 | - |
| SMS送信数(B) | 43,851人 | 191,828人 | 241,449人 | 477,128人 |
95.6%(B)/(A)
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| SMS到達者数(C) | 41,913人 | 185,617人 | 233,295人 | 460,825人 |
92.3%(C)/(A)
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| 回答数(D) | 2,666人 | 16,578人 | 17,931人 | 37,175人 |
8.1%(D)/(C)
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調査結果
(印刷用)
1.奨学金への評価
(1)日本学生支援機構の奨学金の必要性(択一)
学校へ進学するにあたり、日本学生支援機構の奨学金をどの程度必要としていたか尋ねた。
対象者のうち、給付終了者、返還中の者については、50%以上が「奨学金がなかったら進学できなかった」と回答した。
図1-1 日本学生支援機構の奨学金の必要性(択一)
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(2)奨学金制度についてのイメージ(複数選択)
奨学金の利用を検討する際、制度についてどのようなイメージを持っていたか尋ねた。
いずれも「家族に負担をかけずに済む」と回答した者が最も多かった。
また、給付終了者については60%以上、返還完了者、返還中の者については50%程度の者が「経済的に進学を諦めなくて良くなる」、「学生生活を支えてもらえる」と回答した。
一方で、「将来の返還を考えると不安になる」、「借金を負うことになる」と回答した割合は、返還完了者が40%以上、 返還中の者が55%以上と、いずれも高い結果となった。
図1-2 奨学金制度についてのイメージ(複数選択)
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(3)奨学金情報の認知経路(複数選択)
給付終了者、返還中の者に、日本学生支援機構の奨学金を検討する際、どこから情報を得たか尋ねた。
どちらも「学校主催の説明会」と回答した者が最も多かった。
また、どちらも35%以上が「親やきょうだい等の家族」を選択しており、学校及び家族が主な認知経路であることが確認できた。
図1-3 奨学金情報の認知経路(複数選択)
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(4)奨学金がどのように役に立ったか(複数選択)
学生生活を送るうえで、日本学生支援機構の奨学金がどのように役に立ったか尋ねた。
いずれも「家族の負担を軽減できた」と回答した者が最も多く、次いで「学業を継続できた」と回答した者が多かった。
図1-4 奨学金がどのように役に立ったか(複数選択)
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(5)進学したことで得られたもの(複数選択)
在学期間を振り返り、進学したことで得られたものについて尋ねた。
いずれも「専門的な知識や技術を身に付けることができた」と回答した者が最も多く、特に給付終了者は80%近くの者がこの回答を選択していた。
次いで、「将来のキャリアや職業選択の幅が広がった」と回答した者が多かった。
次いで、「将来のキャリアや職業選択の幅が広がった」と回答した者が多かった。
図1-5 進学したことで得られたもの(複数選択)
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(6)進学前、在学中に意識していたこと(複数選択)
奨学生として、進学前、在学中に意識していたことについて尋ねた。
給付終了者は「学業に専念し、成績の維持・向上に努めること」と回答した割合が65.4%と最も高く、その他の項目においても給付終了者の回答の割合は、返還完了者、返還中の者に比べ全体的に高い結果となった。
一方、返還完了者、返還中の者は「将来のキャリアや進学について考えること」と回答した割合が38.4%、41.7%と最も高く、「在学中及び社会人になってからの生活設計」については、給付終了者より高い結果となった。
図1-6 進学前、在学中に意識していたこと(複数選択)
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(7)奨学金を利用して進学したことはよかったと思うか(択一)
日本学生支援機構の奨学金を利用して進学したことがよかったと思うかどうか尋ねた。
「とてもそう思う」または「ある程度そう思う」と回答した割合は、給付終了者は97.7%、返還完了者は81.5%、返還中の者は73.1%であった。
一方で、「あまりそう思わない」または「まったくそう思わない」と回答した者は返還完了者が6.1%、返還中の者が10.3%であった。
図1-7 奨学金を利用して進学したことはよかったと思うか(択一)
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(8)日本学生支援機構の奨学金を勧めたいと思うか(択一)
経済的理由で進学を悩んでいる人がいた場合、日本学生支援機構の奨学金を勧めたいと思うかどうか尋ねた。
給付終了者は、「とてもそう思う」と回答した者が71.0%と最も多かった一方、返還完了者及び返還中の者は、「ある程度そう思う」と回答した者が最も多かった。
また、「どちらともいえない」と回答した割合は、給付終了者が6.0%、返還完了者が23.6%、返還中の者が28.0%であり、給付奨学金利用者と貸与奨学金利用者の間で、回答率に20ポイント程度の差が見られた。
図1-8 日本学生支援機構の奨学金を勧めたいと思うか(択一)
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2.返還の負担感
(1)主に奨学金を返還していた(いる)方(択一)
対象者に、主に奨学金を返還していた(いる)方(お金を払っていた(いる)方)はどなたか尋ねた。
いずれにおいても、90%前後の者が「自分(奨学生本人)」と回答していた。
- ※返還完了、返還中の者のみ回答
図2-1 主に奨学金を返還していた(いる)方(択一)
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(2)申込時の想定と比べた返還の負担感(択一)
奨学金申込時の想定と比べ、奨学金の返還をどのように感じた(ている)か尋ねた。
返還完了者では、「想定以上に順調に返還できていた(繰り上げ返還等)」または「想定通りに返還できていた」と回答した割合は、返還完了者が66.7%となった。
一方、返還中の者については、「想定以上に順調に返還できている(繰り上げ返還等)」及び「想定通りに返還できている」と回答した割合と、「想定よりもやや負担に感じている」及び「想定以上に負担に感じている」と回答した割合が、ほぼ同率という結果となった。
図2-2 申込時の想定と比べた返還の負担感(択一)
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(3)想定より負担になった原因(複数選択)
(2)で「想定よりもやや負担に感じていた(いる)」または「想定以上に負担に感じていた(いる)」と回答した者に、奨学金申込時の想定よりも負担になった原因について尋ねた。
いずれにおいても「物価等が上がり、想定以上に生活費の負担が増えたから」を選択した者が最も多く、特に返還中の者は80%近くに及んだ。
図2-3 想定より負担になった原因(複数選択)
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(4)返還の負担の影響先(複数選択)
(2)で「想定よりもやや負担に感じていた(いる)」または「想定以上に負担に感じていた(いる)」と回答した者に、返還の負担が影響していた(いる)と感じる具体的な点について尋ねた。いずれにおいても、「食費」、「食費以外の固定費(家賃や、光熱費等)」、「貯蓄」を選択した割合が高い結果となった。
図2-4 返還の負担の影響先(複数選択)
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(5)返還完了した際の気持ち(複数選択)
返還完了者に対し、奨学金の返還を完了した際の率直な気持ちについて尋ねた。
「負担から解放されて安心した」と回答した割合が74.6%と最も高く、次いで「大きな達成感があった」と回答した割合が高かった。
図2-5 返還完了した際の気持ち(複数選択)
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3.新たなネットワークへの参加
(1)新たなネットワークに参加したいと思うか(択一)
元奨学生に対し、「奨学金の利用を検討している学生等に、より身近で具体的に考える機会を提供することを目的とした新たなネットワーク」への参加意欲(参加意向)を尋ねた。
「あまり参加したくない」または「参加しない」と回答した割合は、給付終了者が63.0%、返還完了者が76.9%、返還中の者が75.7%であり、特に貸与奨学金利用者の多くが、参加に消極的な姿勢であることが伺える結果となった。
一方で、「是非参加したい」または「内容によっては参加したい」と回答した割合は、給付終了者が37.0%、返還完了者が23.1%、返還中の者が24.3%であり、給付終了者の40%近くが参加に前向きであることも確認できた。
図3-1 新たなネットワークに参加したいと思うか(択一)
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(2)奨学金を利用した経験談の提供方法(択一)
奨学金を利用した経験談について、どのような形であれば提供いただけるか尋ねた。
いずれも「提供しない」と回答した者が最も多かったが、具体的な提供方法の中では「文章提供」と回答した割合が最も高かった。
図3-2 奨学金を利用した経験談の提供方法(択一)
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